地域猫活動とはなんぞや?

地域猫活動とはなんぞや?

こんにちは。Ohp barber Shopーオッピバーバーショップーの大﨑の嫁です。

 

今回は、前回お話したTNRをして、さくら猫になった猫たちの管理やルールなどについてお話したいと思います。

色んな考え方があるかと思います。

私一個人の考え方として読んで頂けたら幸いです。

 

 

捕獲して、不妊手術をして、さくら耳にして、もと居た場所にリターンした後も、

そのこたちはその場所で生きていかないといけません。

なので、その後の見守りも私は必要だと思っています。

人間の勝手で、都合で、怖い思いをして、捕獲され手術されるわけです。

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猫たちは決して望んで地域猫になってくれてるわけでもなく、

人間のためにTNRをして子孫を残さない道を歩んでくれています。

 

 

さくら猫になった猫を地域猫としてお世話、見守りをしていく活動を地域猫活動と言います。

環境省も全国の多くの自治体もガイドラインを発行し、推奨しています。

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行政では野良猫を捕獲して、殺処分することは動物愛護の観点から行っていません。

なので、これ以上を野良猫を増やさないようにするためには今のところTNRしかないんです😢

 

 

TNRしたあとは、どうやってお世話や見守りをしていくのか?

地域猫活動にも決まりがあります。

各自治体で細かい決まりはあるかと思いますが、基本的なことは一緒です。

 

 

ひとつめ~🐈

えさやりは決まった時間、決まった場所で✊

猫はとても賢い動物なので、決まった時間にえさをあげると、その時間に集まるようになります。

えさやりをする際は、置きえさ、ばらまきは絶対にやめてください。

カラスがきたりや害虫発生、苦情の原因になり、猫が暮らしにくくなってしまいます。

猫が食べ終わったら、綺麗に片付けます。

えさ場や水場は、必ず所有者の協力が得られた場所に設置します。

 

 

ふたつめ~🐈

トイレを設置しましょう✊

えさ場や水場と同様に、協力が得られた場所に設置し、そこでできるだけ排泄するように促します。

またたびをまいたり、清潔に保つことで、徐々に排泄してくれるようになります。

でも、家で管理された猫ではないので、100%トイレでの排泄は難しいのが現状です。

定期的にパトロールを行い、トイレ以外の場所で排泄してしまっていたら、速やかに処理、掃除します。

私は毎日、えさ場やトイレ周辺のごみ拾いをしています。

毎日ゴミを拾っても、毎日ゴミが落ちている。

猫の糞尿よりも、人間のモラルのほうが問題やな。と毎日感じてしまいます・・・

 

 

みっつめ~🐈

避妊去勢手術の徹底✊

地域猫としてお世話する場合は、必ず避妊去勢手術をしてさくら猫にしましょう!

不妊化しないとどんどん増えてしまいます💦

無責任なえさやりにならないように、えさをあげているこは絶対に避妊去勢手術をお願いします。

避妊去勢手術の助成金を出してくれる自治体や、どうぶつ基金さんの無料チケットなど申請すれば費用の負担が少なく済みます。

捕獲器を貸出してくれる自治体、病院、保護団体もあります。

誰でも初めてTNRをするときはドキドキします。私も不安でした。でも教えてもらえば誰でもできることです。

1人が100匹TNRするよりも、100人が1匹TNRするほうがはるかに効率もいいですし、野良猫が減る未来もグッと早くなるはず!!

そして避妊去勢手術後は、さくら猫になった地域猫の個体識別、健康状態のチェックをし、管理します。

そうすることで、新しい未手術の猫が入ってきたときに、すぐに対応することができます。

 

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猫は、習性上、一定のなわばりを持ちます。

管理された一定数の猫を地域に住まわせることで、新しい猫が入り込むことを防いでくれます。

もし仮に、地域の猫を一時的に駆除したとしても、空いた場所に他から猫が流入して繁殖します。

これをバキュームエフェクト現象と言います。

地域猫が未手術猫の流入を防いでくれてるんです(o^―^o)

 

 

TNRをせずに、えさやりだけをするのは確実に猫を増やします。

えさやりと不妊手術はセットです。

野良猫が増えることは、人間にも猫にも良くありません。

住みよい町づくりのためにも、TNR活動、地域猫活動ですね(*´ω`*)

 

 

活動は、一人で始めるのではなくできるだけ複数の人とするのをオススメします。

私もはじめは一人で始めましたが、やっぱり精神的に疲れてしまったり、疲弊してしまうこともありました。

野良猫問題をなんとかしたい、可哀想な猫を助けたいと思っている人は、意外と地域の中にたくさんいます。

地域猫活動の話をして、協力してくれる人もいます。

一人でなんとかするのは絶対に無理です。

周りにSOSを出して、同志を募り、地域全体で解決していくことが大事だと思います。

初めは保護団体や個人の活動家さんなど、知識や経験のある方に相談するのもGOODです(`・ω・´)b

 

 

地域猫活動は猫の問題ではなく、『地域の環境問題』として考えていくべきと、ガイドラインにも書かれています。

猫の問題と思っていても、人間の問題だということもしばしばあります。

ゴミ出しの時間を守らず出していると、猫やカラスやいたちが漁ります。

これは人間側がルールを守って気を付ければ起こらない問題です。

 

野良猫は飼い猫が脱走して迷子になったり、人間が遺棄したりして増えています。

元々は飼い猫なのです。これも人間側の問題ですよね💦

 

 

正直、野良猫は世界中どこにでもいます。

野良猫がいないところで過ごしたい!と思ったら、火星で住むしかない?笑←考えが極端ww

地球は人間だけのものではないです。

誰のものでもない。

人間も、動物も、植物も一緒に生きています。

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みんなで共生していくことが大事だと思います(*^▽^*)

 

 

猫が嫌いな人は、少しでもあたたかい目で見守ってほしい。

猫を可哀想だと思う人は、自分のできることを一歩踏み出して行動してほしい。

無関心な人は、少しでも知ってほしい。

 

 

みんなが少しだけ優しい気持ちになれたら、大きな変化になっていくと思うから。

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そう願いながら、これからも自分に出来る活動をしていきたいと思います(*´ω`*)

優しい未来になるように。

 

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

では、また🐈💕